糖尿病で眼科の受診を指示された時に気をつけること。
最初に内科を受診した時のこと。
先生から、
「どこの病院でもいいので眼科を受診して下さい。糖尿病の検査だと言うと分かりますので。」
と言われました。
言われたとおり、その日の会計終了後に総合受付へ行き眼科の受診予約をしました。
その後、検査内容を全く調べることなく予約日に眼科へ行ったところ、看護士さんから、
「今日は車では来てないですよね。」
と聞かれました。
「いや、車で来ましたが…」
と答えたところ、
「え~、車で来たんですか~。それじゃあ検査は受けられませんよ。」
と言われ、とても驚きました。
今回は、眼科で受ける糖尿病の検査内容についてです。
眼科で受ける検査は、「糖尿病網膜症」の検査です。
糖尿病網膜症とは?
糖尿病網膜症については、下記サイトに分かりやすく記載されています。
高血糖の状態が長く続くと、網膜の血管が弱くなって、小さな出血やむくみなどが出てきます。進行すると、硝子体に出血したり、網膜剥離を起こすなどして視力が低下し、ついには失明にまで至ります。
また、発症までに時間がかかるので初期は自分では分からず、当然ながら進行状態も自分では分からない病気だとも書かれています。
私の場合は、最初に内科を受診した時に足の裏に痺れがあると申告したので、追加の検査として行いました。
どうして車で来た場合は検査を受けられないのか?
糖尿病網膜症の進行具合や検査の内容は、下記サイトに詳しく記載されています。
私が受けた検査は、単純網膜症の検査です。
単純網膜症の検査とは?
検査は、精密眼底検査という検査を行います。
眼は光を感知する器官ですから、内部は透き通っていて、瞳孔から眼球の奥のほうを覗くことができます。これを利用して、眼底のようすを観察するのが眼底検査です。
精密眼底検査とは、眼底をより詳しく観察するために、散瞳薬という瞳孔を拡げる目薬をさしてから行う検査です。散瞳後は眼の中に入る光が多くなるので、薬が効いている数時間は、まぶしさが続きます。
また、上の文章の後には、下記一文が加えられています。
精密眼底検査を受ける日に、車を運転しての通院は控えましょう。
車を運転しての通院は控えるようにしっかりと記載されています。
私は、看護士さんから、
「5時間は車の運転を控えて下さい。」
と言われました。
眩しさが続く時間と程度
私の場合、実際に眩しさが軽減されるまでが5時間、眼の違和感がなくなるまでに7時間弱掛かりました。
眩しさの程度については、私が検査を受けた日は夏の太陽がギラギラと降り注いでいたせいか、まともに歩けないぐらいの眩しさでした。
また、スマートフォンの画面も2分程度見るのがやっとでした。
本当に、視力はあるもののまともに使えません。
検査は、夜間にしなければいけないことがない限りは午後に受け、検査後はのんびり過ごすことをオススメします。
注意点に書かれていること
私は検査が終わった後に初めてもらいましたが、上の写真の用紙(眼底検査を受けられる患者様へ)には、散瞳薬を点眼するにあたっての注意書きが何点か記載されてました。
- 点眼後4~5時間(個人差あり)は、瞳が開いた状態のためみえにくく、眩しいと感じます。
- 自動車・バイク・自転車などの乗り物の運転は大変危険なため控えてください。
- 繊細な作業・刃物などを使用する作業全般も控えましょう。
- 点眼後7時間ほどで瞳は元の状態に戻ります。
個人差はありますが、2と3の文言はもう少し強くてもいい気がします。
おわりに
結局、その日の検査は車で帰らないことを条件に受けることができ、車はバスで帰宅して眼が元の状態に戻る頃に改めて取りに行きました。
また、検査の結果に異常はなく、蛍光眼底撮影など追加の検査も受けずに済みました。
ただ、糖尿病の合併症としては非常に怖い病気です。
私にとって、あの眩しさはかなり辛くて検査後に2度と受けたくないと思いましたが、眼科医の指示に従い怠らずに検査を受け続けようと思います。
また、次回からは必ずバスに乗って病院に行き、検査を受けます。
夜遅くに取りに行くのは非常に面倒臭いので。